北海道札幌から車で約2時間、積丹半島を目指して走ると
「神威岬(カムイ岬)」があります。
チャレンカの小道を歩いて行った先には積丹ブルーと呼ばれる海、
アイヌの人々の言葉で「カムイ」=神と呼ばれる岬の先端は想像以上の絶景でした。
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目次
1.神威岬 チャレンカの小道の先には
神威岬の先端へ行くにはチャレンカの道を約20分以上歩かなければ行けません。
一番最初に行った時は途中で挫折しかねませんでしたが
でも先端から戻ってくる人に頑張って行った方が絶対に良いですよ。
と言われ行ってみましたが正にその通りでした。
1-1.一番最初に目に付く看板です。
1-2.次に目に付く看板。
できれば、この募金箱に100円以上入れてください。
(積丹町の海岸線などの自然を守る為にご協力ください。)
http://town-shakotan.com/modules/pico/content0027.html?page=print
1-3.女人禁制の門までの坂道
1-4.女人禁制の門
昔はこの先、女性が行く事ができませんでした。
理由は後ほど。
1-5.門を抜けるとすぐにシャコタンブルーの海が迎えてくれます。
地球が丸いのがわかりますか?(特別なレンズは使ってません、普通のスマホで撮影)
1-6.チャレンカの道の始まりです。
1-7.途中、こんな階段もありますので歩きやすい靴をお勧めします。
こんな橋?もあります。
1-8.先に見える灯台(赤丸)まで歩きます。
1-9.途中でも見れるシャコタンブルーの海。
1-10.こんな感じの道をまだまだ歩きます。
1-11.ふ~、ようやく灯台に到着です!
1-12.さて!岬の先端は
1-13.先端から逆に歩いてきた方向も良い景色でした。
・途中でも書いてますが必ず歩きやすい靴を持参するか
履いてきてください。
・道が狭いので皆さん譲り合いの精神でお互いに気持ち良く
往復できる様にお願いします。
・犬連れの方も居ましたが特にペット禁止ではありませんが
道が狭いので大型犬は逆に犬にとっても人にとっても危険な道です。
・諦めないで最後まで歩いてください。
必ず良かったと思える事を保証します。
2.神威岬 開門時間
岬に向かうチャレンカの道の前に女人禁制の門があります。
この門は天候の悪い時(風が強い日)などは事故防止の為
閉鎖されています。
また季節によって開いてる時間帯が変わりますので
特に冬場は先に確認してからでかけてください。
2020年10月現在公表されている時間帯です。
4月 開園時間 8:00~17:30(入園時間 8:00~16:30)
5月 開園時間 8:00~18:00(入園時間 8:00~17:00)
6月 開園時間 8:00~18:30(入園時間 8:00~17:30)
7月 開園時間 8:00~18:00(入園時間 8:00~17:00)
8月~10月 開園時間 8:00~17:30(入園時間 8:00~16:30)
11月 開園時間 8:00~16:30(入園時間 8:00~15:30)
12月~3月 開園時間 10:00~15:00(入園時間 8:00~14:00)
積丹観光協会公式ホームページより
3.神威岬のソフトクリーム
神威岬のソフトクリームは3種類あります。
・積丹ブルーソフト
・バニラ
・ミックスの3種類です。
2020年9月時点で400円くらいでした。
ブルーソフトはミント味となっていますが
ミントは強くないので苦手な方でも大丈夫かも?
先端まで歩いて行ったという記念に食べても良いと思います。
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4.神威岬 ランチ
神威岬にはカムイ番屋という食堂?があります。
中はお土産が売ってるスペースと食事ができるスペースもあります。
ただ、手軽に食べられるメニューが少なかったのがちょっと残念。
名物のウニ丼などはありますが、軽く食べておきたいなという感じの
メニューが少ないです。
車で札幌方向に向かうと道なりに何箇所か海産物に関する
食事処はたくさんあります。
※あくまでも参考にしてください。
5.神威岬 アクセス
5-1.神威岬まで車で行く場合
〒046-0321 大字神岬町
駐車場は見た目ですが普通乗用車で60台くらいは駐車できます。
写真上のほうにも車が停まっていますが普段は観光バスの駐車場になっています。
5-2.神威岬までバスで行く場合
北海道中央バスが小樽駅前から神威岬まで行くバスを運行しています。
(2020年10月現在)
ただ本数は少ないです。(1日3往復)
系統番号は21番です。
時刻表は↓こちらから
https://www.chuo-bus.co.jp/city_route/course/common/images/pdf/otaru_07.pdf
小樽駅前の乗り場は⑤番です。
↑出展元:北海道中央バス公式ホームページ
所要時間 2時間21分(時刻表の時間)
乗車料金 1,810円(2020年10月8日現在)
6.神威岬 チャレンカの道と女人禁制の門の由来
源義経は平泉で自害したと言われていますが実は生き延びて北海道(昔は蝦夷地)に
渡ったという伝説があります。
そして最初は沙流郡平取町に住みそこのアイヌの長の娘チャレンカと恋に落ちて
将来を誓い合ったそうです。
しかし義経は中国を目指してチャレンカに黙って新たな旅に出、海沿いに積丹半島に移動。
それに気が付いたチャレンカは義経の後を追い積丹半島へ。
着いた時はすでに義経は旅立ってしまった後で悲しみに暮れるのでした。
そして、そのまま神威岬の突端から身を投げてしまいました。
そのチャレンカの亡骸が石と化して今の神威岩になったとされています。
その後チャレンカの愛情が激しい嫉妬心に変わり岬付近を女性が乗った船が通ると
海が荒れて船を転覆させてしまうという伝説が広まりました。
その為、女人禁制の地とされ門が設置されました。
日本伝承大鑑「神威岩の伝説」より
https://www.japanmystery.com/hokkaido/kamuiiwa.html
7.神威岬 灯台
明治21年(18881年)8月25日に初めて灯りが点灯しました。
現在も灯りが点灯され往来する船舶の安全を見守っています。
もう130年?
最初は3人の職員さんとその家族の方々が住み込みで
灯台を守ったのが始まりで
昭和35年(1960年)に無人化になるまで90人の職員さんと
その家族たちによって守られていました。
管理:小樽海上保安部
8.神威岬 念仏トンネル
大正元年(1912年)に天皇誕生日をお祝いする為に
灯台長婦人とその子供たちがお祝いの食料を買い出しに行った際
大波に飲まれ行方不明になってしまいました。
その悲しを機に村人たちがタガネやハンマーなど手元の道具だけで
7年掛けてトンネルを掘ったのでした。
※写真中の赤丸の部分です。(チャレンカの道の中間くらいで入り口門側を見た時の写真)
掘り始めた当初、測量が間違っていたのか両側から掘り進んだものが
ずれてしまい、一時断念したけど村人たちが犠牲者の供養も兼ね
念仏を唱えながら鐘を打ち鳴らした所、方向がわかり工事が再開されたそうです。
その為、「念仏トンネル」と名つけられました。
現在は岬周り周辺は落石の危険がある為、通行禁止になっています。
それでも自己責任で行かれた方の記事に詳しく書かれていましたので
ご紹介します。
「神威岬と念仏トンネル [廃道探検と面白い道]」
https://koborezakura.blog.ss-blog.jp/2012-07-18
またyou tubeに動画も投稿されていました。
【積丹半島の絶景空撮】 北海道遺産 神威岬17 念仏トンネル~神威岩~水無の立岩 積丹ブルー
(これはドローンで撮影された動画です。)
岬の帰り道(札幌方面)に小樽水族館に寄ろうと思ってる方へ
「小樽水族館の駐車場は第2駐車場の方が便利です~北海道」
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